Friday, December 23, 2022 5:50 AM

ステランティス、ミシガン南東部拠点で代替エネ利用へ

 ステランティスは、ミシガン州南東部の複数の拠点で代替エネルギー由来のクリーン電力を利用し、二酸化炭素(CO2)の排出量削減を目指す。

 オートモーティブ・ニュースによると、電力会社DTEエナジー(デトロイト)の再生エネルギープログラム「MIGreenPower」を通じて、州内の新しい太陽光発電施設から400メガワット(MW)の電力を調達する。

 ステランティスが購入する電力の規模は、米国内で電力会社が販売する代替エネルギー由来電力としては2番目で、年間67万トン以上のCO2排出を抑えられる。

 今回の契約によって、州南東部にあるステランティスの製造、非製造拠点70カ所が太陽光発電を利用できるようになる。26年までに同社の北米施設が排出するCO2量を半減でき、工場からの排出量を30%減らせる。また、38年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロ(ネットゼロ)にするという同社の目標達成にもつながる。

 ステランティスが参加する「MIGreenPower」プログラムは、米国最大の自主的な代替エネ由来電力利用プログラムの一つで、7万5000世帯を超える住宅顧客と、800社以上の企業顧客が登録している。

 登録世帯および企業は、年間で総電力量400万メガワット時(MWh)のクリーン電力を得ており、毎年300万トン以上のCO2排出が抑制できる。

 DTEによると、ステランティス向けのプロジェクトは24年中に始まる。