Wednesday, April 12, 2023 6:45 AM

パナソニック、アマゾン、ステランティスと車載システムで提携

 パナソニックは、アマゾンやステランティスと提携し、次世代向けの内装制御を開発すると、NikkeiAsiaが報じた。

 完全自律走行車では、運転中に道路ではなく画面上のエンターテインメントを見るという未来が想定されるため、次世代自動車では内装制御システムの重要性が高まっている。自動車メーカーは、アマゾンのアレクサ(人工知能(AI)に代表されるクラウドベースのサービスで、音声コマンドに応答するサービスを取り入れて、音楽の再生、オンラインショッピング、ニュースのチェック、その他のタスクを実行するようになる。

 22年、アマゾンとステランティスは、2024年に配備を予定しているシステムの協業を発表した。一方、パナソニックも23年1月に、AlexaとAppleのSiriのどちらからでも操作できる音声認識システムを発表した。パナソニックは、米国におけるステランティスの車載キャビンの主要サプライヤーでもある。

 米パナソニックオートモーティブシステムズ社のスコット・カーチナー(Kirchner)社長は、「アマゾン、ステランティスと様々な技術で仕事をしてきており、我々は、それらを車載空間に適応させる方法を知っている」と述べた。パナソニックは、内装制御システム用のディスプレイシステムやソフトウェアを提供すると見られる。