Thursday, April 27, 2023 6:58 AM

ボルグワーナー、ミシガン3工場の拡張に2000万ドル

 パワートレイン部品大手のボルグワーナー(BorgWarner)は、本拠地ミシガン州にある3施設の機能拡張や新しい電気自動車(EV)電池サービスセンターの開設に合計2000万ドルを投資すると発表した。技術職、製造職、サービス職を含む約186人の雇用創出を見込んでいる。

 同社のプレスリリースによると、資金は3つの施設に振り分けられ、オーバーンヒルズの施設では試験装置を備えた電動化研究室を開設して新たなR&D(研究開発)活動を始める。ディアボーン施設では、建物の面積を約7000平方フィート拡張し、

次世代の急速DC(直流)充電器の製造、エンジニアリング、サービス部門を強化する。これで同工場の生産能力は現在の2倍となり、第2シフトも導入される予定。

 最大の設備投資が行われるのはヘイゼルパークの拠点で、電池サービスセンターの新設(面積10万平方フィート)などに約1060万ドルを投じる。電池サービスセンターは、北米のすべてのボルグワーナー製電池を対象にサービスを提供し、電池の試験、診断、社員研修に重点を置く。同拠点には電池モジュール(組電池)の組立ラインも新設し、モジュールとパック(車載電池システムの完成品)の生産量を拡大する。

 今回の投資は、電池モジュールとパック、急速DC充電装置、マイクログリッドの制御と運用などを含むボルグワーナーのEV製品およびEV充電インフラ機器の開発、製造、試験活動を加速させると見込まれる。

https://www.borgwarner.com/newsroom/press-releases/2023/04/19/borgwarner-announces-plan-to-invest-20-million-in-michigan-facilities-create-186-jobs