Wednesday, May 10, 2023 7:14 AM

テイジン・オートの成形材料、英ロータスのスポーツカーが採用

 帝人グループで自動車向け事業を展開する、テイジン・オートモーティブ・テクノロジーズ(ミシガン州、代表:クリス・トワイニング、TAT)の複合成形材料GFSMCが、ロータス・カーズ(英ノーフォーク州)の新スポーツカー「エミーラ」のドア、リアクォーター、テールゲートの部品に採用された。部品は、TAT のポアンセ工場(フランス メーヌ=エ=ロワール県)で製造する基材をポルトガルのポルト県、レサ・デ・バリオ工場で成形する。

 GF‐SMC(Glass Fiber Sheet Molding Compound)は、熱硬化性樹脂をガラス繊維に含浸させ、シート状にした成形材料。

 ドア、リアクォーター、テールゲートの外板パネルには、中空状のガラス材を用い、真空技術や接着処理を組み合わせて、従来部品よりも最大約 4 割の軽量化を達成した超軽量成形部材を使用している。