Wednesday, May 31, 2023 6:44 AM

ボルグワーナー、メキシコ工場に追加投資〜EV電池冷却板生産で

 自動車部品大手ボルグワーナーはこのほど、次世代電気自動車(EV)向けの新しい電池冷却板を生産するため、メキシコのラモスアリスペ工場に追加の設備投資を行うと発表した。投資額は不明。

 同社のプレスリリースによると、専門的な人材を増やし、将来的にEV用部品開発の能力を高めて、eモビリティー分野の競争力を強化するのが目的。280人を新規に採用する予定で、生産能力は35%向上すると見込んでいる。

 ラモスアリスペ工場は、2010年の開設以来大きく成長しており、現在は小型車・大型車用のターボチャージャーと排ガス管理システムを製造している。

 ボルグワーナーの人事慣行により、同工場は地域で最も働きやすい場所の一つといわれており、働きがいある会社を認定する機関Great Place to Workの表彰を22年まで9年連続で受けている。

 ボルグワーナーは、さまざまな地域や専門分野で従業員の能力開発も支援しており、ラモスアリスペでは、今回の投資によって新入社員にハイパフォーマンス・チーム向けのキャリア開発および研修プログラムを提供できるようになる。