Tuesday, June 18, 2024 7:09 AM

TDK、全固体電池の新材料を開発〜エネルギー密度約100倍

 TDKは17日、エネルギー密度が従来品より約100倍高い全固体電池材料を開発したと発表した。電池の小型化・長時間駆動が可能になるという。

 同社のプレスリリースによると、開発したのは体積エネルギー密度が1リットル当たり1000ワット時(Wh/L)の全固体電池用の材料。既存製品に比べてべて熱安定性が高く、安全性の向上に貢献するといい、ワイヤレスイヤホンや補聴器、スマートウォッチなどのウェアラブルディバイス(装着型端末)などへの使用を想定している。

 また、欧州連合(EU)の電池規則に伴い二次電池への置き換えが必要と考えられるコイン型一次電池を代替する製品などが用途として考えられる。