Friday, September 27, 2024 7:11 AM

GM・フォード、対中規制強化で中国製車両の輸入停止必要に

 商務省の情報通信技術部門責任者は、中国製のソフトウェアとハードウェアの取り締まりを強化する同省の規制強化案が実現した場合、GMとフォードは中国で生産した車種の米国への輸入を停止しなければならなくなると語った。ロイターが報じた。規制は吉利汽車傘下のボルボ・カーズや比亜迪(BYD)など、米国で自動車を販売または製造している他の自動車メーカーにも影響すると見込まれる。

 GMはSUV「ビュイック・エンビジョン」を、フォードは同「リンカーン・ノーティラス」をいずれも中国で組み立てて米国で販売している。24年上半期、GMは米国でエンビジョンを約2万2000台、フォードはノーティラスを1万7500台販売した。

 GMは、エンビジョンの販売を停止しなければならないかどうかには触れなかったが、「政府は明確な方針を示す重要な役割を担っている」と表明した。

 商務省は、自動車や部品の販売を続けたい企業は「特例認可」の適用を申請できると説明し、認可を与える可能性もあると述べた。

 カリフォルニア州ランカスターで電動バスを製造しているBYDノースアメリカも影響を受ける可能性があるが、コメントはしていない。