Friday, October 04, 2024 7:04 AM

GMとピストン、デトロイトに水素燃料電池工場建設へ

 GMとピストン・オートモーティブは、デトロイトの旧ミシガン・ステイト・フェアグラウンドに水素燃料電池製造工場を共同で建設する。

 オートモーティブ・ニュースによると、GMはさまざまな用途で収入が見込める技術として燃料電池に注目しており、プロジェクトはGMにとって初めての独立した燃料電池生産施設となる。

 ピストンは、NBAデトロイト・ピストンズの元プロバスケットボール選手ビニー・ジョンソン氏が所有する受託製造会社。デトロイトにある29万2550平方フィートの建物をリースしており、投資と工場の運営を行う。

 燃料電池工場では当初、組み立て作業員約50人とその他のサポート職を雇用する予定だが、生産開始までに数年かかる。デトロイト市の建築・安全工学・環境局によると、両社は「一般事業」用地で「高/中程度のインパクト」の自動車用品製造業を行うための特別土地使用許可を市に求めている。

 GMは燃料電池の用途について明言を避けているが、トラック搭載前に自動車以外で使われる可能性が高い。

 旧フェアグラウンドの新工場は、昨夏オープンしたアマゾンの広大な配送センター(380万平方フィート)や、この8月オープンしたターゲットの仕分け倉庫などに隣接し、物流や経済効果の観点から魅力的な立地と言える。