Thursday, November 14, 2024 6:10 AM

プラスとトレイトン、自動運転ソフト開発で提携

 人工知能(AI)ベースの運転支援/自動運転(AD)ソリューション会社プラス(Plus=智加科技、カリフォルニア州)は、スカニア、マン、インターナショナルといったトラック・ブランドを持つフォルクスワーゲン(VW)の商用車部門トレイトン・グループ(Traton Group)と提携し、ドライバーレス・トラック開発プロジェクトの初期段階を終了した。

 ADAS & オートノマス・ビークル・インターナショナルによると、同社が発表したAIベースのレベル4自動運転ソフトウェア「スーパードライブ」のベータ5.0バージョンは、厳格な試験を経て現在欧州と米国のトレイトン車両で稼動している。両社はまた、テキサス州で段階的に商業展開するための物流拠点間ルートのマッピング(デジタル地図生成)も進めている。

 スウェーデン、ドイツ、米国の合同チームは自動運転ソフトウェアの配備で緊密に協力し、ソフトのリリースとテストのための明確なプロセスも確立した。

 自動運転ソフトの配備は、プラスの最先端の生成AI技術と数カ月にわたる公道試験と検証によって可能になった。自動運転トラックは現在、スウェーデンの雪道から酷暑のテキサスまで多様な気象条件下で運転でき、「スーパードライブ」はさまざまな道路利用者の行動や運転状況にも適応する。