Wednesday, September 02, 2026 7:17 AM

「サイバーキャブ」にスターリンク端末内蔵へ〜テスラのEVで初

 テスラは、ロボタクシー(自動運転タクシー)用EV「サイバーキャブ」に、同社の車両では初めて衛星インターネット「スターリンク」用の端末を組み込み搭載する。テクノロジー・エクスプレスが伝えた。

 従来のような外付けアンテナを使わず、車体構造内にスペースXの新型衛星インターネットアンテナ「スターリンクV5」を組み込むことで、将来の自動運転交通に向けて円滑な衛星通信を実現する。

 スペースXの衛星インターネット・サービスであるスターリンクは、最近のX(旧ツイッター)への投稿で、V5を使った通信技術を「自動運転車の未来に向けた宇宙からの高速インターネット」と説明している。カリフォルニア州サンノゼにあるテスラの「サンタナ・ロウ」ショールームでは現在、サイバーキャブとロボタクシー技術をテーマにした展示が行われており、テスラはこの統合通信システムのハードウェア構成図を公開している。

 構成図によると、V5端末は、GPSアンテナや5G LTE通信機器と並んで乗員スペースの後方に車体と一体化した形で配置され、衛星通信システムはルーフ構造内に組み込まれている。

 スペースXが7月初めに発表したV5端末は、最大375Mbpsのダウンロード速度に対応し、重量は従来モデルのおよそ半分、設置スペースも約半分に小型化されており、自動車への組み込みが従来世代より容易になっている。

 ハンドルもペダルもないサイバーキャブは運転手を必要としないため、信頼性の高い通信環境が不可欠だ。内蔵された衛星通信は、従来の携帯電話ネットワークを補完するバックアップ通信経路として機能する。これにより、携帯電話の電波が弱い地域でもテレメトリデータのアップロード、地図データの更新、フリート管理サービスの継続などが可能になる。