Thursday, October 29, 2026 7:13 AM

ステランティス、北米事業が黒字転換〜7〜9月、ラム販売好調

 ステランティス26年7〜9月期決算は、売上高が前年同期比1%増の376億1100万ユーロ、調整後営業利益が前年同期の9000万ユーロから2億5600万ユーロに増加した。最終損益は4億5300万ユーロの赤字だったが、前年同期の45億3200万ユーロの赤字から大幅に改善した。

 北米事業の調整後営業損益は前年同期の4億7500万ユーロの赤字から6400万ユーロの黒字に転換した。コスト削減や販売価格の改善が収益回復に寄与した。北米売上高は前年同期比3%減の155億8600万ユーロ、営業利益率は0.4%にとどまった。

 北米販売台数は前年同期比1%増加した。米国では大型ピックアップトラック「ラム1500」が73%増、SUV「ダッジ・デュランゴ」が14%増、ミニバン「クライスラー・パシフィカ」が6%増と好調だった。ラムブランド全体の北米販売は30%増加し、北米市場シェアは前年同期から0.1ポイント上昇して7.5%となった。

 商品戦略では、ラム1500へのHEMI V8エンジン再投入や「ジープ・チェロキー」のHV投入など、従来のEV重視路線から内燃機関・HVを重視する方向への転換が進んでいる。

 米国販売店在庫は9月末に36万8000台、在庫日数は84日となり、6月末の92日から改善した。年末には32万〜35万台まで削減する計画だ。

 欧州事業は価格競争の激化などで3億1100万ユーロの営業赤字に転落した。一方、南米事業は4億3100万ユーロの営業黒字を維持した。