Thursday, October 29, 2026 7:14 AM
日系8社、9月の世界生産209万台〜中国で日産・ホンダが大幅減
日系自動車大手8社が29日発表した2026年9月の世界生産台数は、合計208万9672台だった。中国市場の低迷を背景に日産とホンダが大幅な減産となった一方、スズキはインドでの増産が続き、SUBARUと三菱自も前年同月を上回った。米国では日産とホンダが増産するなど、地域によって生産動向に差が出ている。
トヨタの世界生産は前年同月比3.2%減の88万9079台で、3カ月連続の前年割れとなった。国内生産は5.8%増の31万9195台だったが、海外生産は7.6%減の56万9884台。中国が18.6%減の12万6738台、米国が2.9%減となった。中国ではガソリン価格の上昇などを背景にガソリン車やHVの需要が低迷している。
ホンダの世界生産は12.0%減の27万3189台。中国が65.6%減の2万1788台と大幅に落ち込み、アジア全体でも43.8%減となった。一方、北米生産は3.0%増の14万6698台、うち米国は7.1%増の9万972台だった。中国での減産を北米の増産では補えなかった。
日産の世界生産は17.8%減の22万2615台だった。中国は60.5%減の2万5478台、メキシコは26.3%減の4万4355台と大幅に減少した。一方、米国は16.8%増の5万3906台、日本国内も14.0%増の5万4708台だった。日産は米国での現地生産比率を2030年までに80%へ引き上げる方針で、主力車種の「ローグ」「パスファインダー」「フロンティア」が販売を支えている。
スズキの世界生産は10.0%増の34万8459台で、13カ月連続の前年超えとなり、9月として過去最高を記録した。インド生産が19.9%増の24万1977台と好調で、海外生産全体も15.5%増の25万8943台に拡大した。一方、国内生産は3.2%減の8万9516台だった。インドでは現地販売の拡大が続いており、9月の販売台数は36.5%増の18万5252台となった。
マツダの世界生産は7.9%減の9万9118台。国内生産が13.6%減の5万9110台だった一方、海外生産は1.9%増の4万8台となった。国内では主力SUV「CX-5」が19.3%増の3万2693台と伸びたものの、「CX-30」は49.7%減の4972台となった。海外では「CX-50」が18.0%増の1万2898台、中国向けEVの「EZ-60/CX-6e」は93.2%増の6779台だった。
SUBARUの世界生産は17.2%増の8万400台で、2カ月連続の前年超えとなった。国内生産は7.1%増の4万5157台、海外生産は33.2%増の3万5243台だった。海外生産は米国工場での生産に当たり、北米での生産回復が全体を押し上げた。
三菱自の世界生産は16.0%増の7万6723台だった。国内生産が39.0%増の3万9634台と大幅に伸びた一方、海外生産は1.5%減の3万7089台だった。世界生産は2カ月連続で前年同月を上回った。
ダイハツの世界生産は2カ月連続で前年同月を下回った。国内では軽自動車と登録車がともに減少したが、海外ではインドネシアとマレーシアの生産が増加し、2カ月ぶりの前年超えとなった。
26年度上半期(4〜9月)では、トヨタの世界生産が1.9%減の489万5406台、ホンダが6.6%減の159万7121台、日産が13.6%減の123万7329台だった。一方、スズキは16.6%増の190万3896台と上半期の過去最高を更新した。中国での生産縮小が続く一方、インドの成長と北米での現地生産拡大が日系メーカーの生産体制を支えている。