Monday, November 02, 2026 6:27 AM

VW、「ゴルフ」EV版開発を凍結〜コスト削減目標の未達成で

 VWは、独ウォルフスブルクの本社工場で進めていた「ゴルフ」の電動モデル「ID. Golf」の開発を一時停止した。

 オートモーティブ・ワールドによると、VW部門のトーマス・シェーファーCEOは従業員向けの通知文書で「今はこうした開発に資金を投入する余裕はない」と説明した。VWグループは2026年7〜9月期、過去10年余りで最大となる59億ユーロに上る営業損失を計上した。主因は保有するポルシェ株の評価損、中国市場で続く販売低迷、そしてEVの利益率低下だった。

 ヴォルフスブルク工場は、閉鎖を検討しているドイツ国内4工場には含まれていないが、文書によるとコスト削減目標に対して3億ユーロの不足が生じている。

 ID. Golfは、VWグループの新しいスケーラブル・システム・プラットフォーム(SSP)を最初に採用するモデルの一つになる予定だったが、投入時期はすでに当初の28年から30年頃へと延期されている。SSP自体も26年という当初の目標から遅れ、現在はアウディとポルシェが先行して投入する見通しだ。