Monday, November 02, 2026 6:28 AM
日産の新型「ローグ」、同社初のSDVとして米国に投入
日産が11月に米国で発売する全面改良した次世代「ローグ」クロスオーバーSUVは、同社初のソフトウェア定義型車(SDV)となる。
ローグは米国とカナダにおける日産のベストセラー車。無線更新機能(OTA)やソフトウェア基盤を導入して、テスラなどの追い上げを図る。
オートモーティブ・ニュースによると、新しいSDVシステムでは、電子制御ユニット(ECU)に2種類のOSを採用する。一つは、サイバーセキュリティーとOTAを担うブラックベリーの「QNX」。もう一つは車両の12ボルトバッテリーのエネルギー管理や、車両診断、ECU間通信などの車体電子制御を担当する「AUTOSAR」。従来システムでは、アップロードするデータの範囲もあらかじめ決められていたが、新型ローグでは必要に応じてデータを選択できるため、各ユーザーのニーズに合わせて、より柔軟にデータを扱える。
AI定義型車両戦略の第1段階となるが、日産は27年度からさらに、「AI-Drive」と呼ぶ新技術搭載を計画している。AI-Driveは、日産が「スケーラブル・オープン・ソフトウェア・プラットフォーム」と呼ぶ基盤技術を活用し、27年度に日本向けミニバン「エルグランド」に初搭載する次世代運転支援システム「プロパイロット」を支える。
イバン・エスピノーサCEOは、全車種の90%にAI-Drive技術を導入し、AIを日産ブランドのイメージの中核に据える構想を示している。日産はAI-Driveに続いて、テスラのAIアシスタント「Grok」のような、AIが運転体験のカスタマイズを支援する「AI-Partner Technology」の導入も計画している。
29年ごろからは、ホンダと共同開発する電子ハードウェアとOSを採用した次世代SDVシステムが登場することになる。