US Frontline News

Monday, October 31, 2016 10:35 AM

スマートフォンで自分の荷物を追跡〜デルタのモバイル・アプリケーション

　航空機の利用に際して最大の精神的苦痛は、預けた荷物をなくされることだ。米航空大手のデルタ（Delta）ではその解決の一助として、自分の荷物を追跡できるフライ・デルタ（Fly Delta）というモバイル・アプリケーションを開発した。

　フォーチュン誌によると、フライ・デルタは米国内空港では全機能がすでに稼働しており、国際線向けについては向こう2〜3ヵ月のうちに世界各地の空港で順次始動する見通しだ。

　デルタは、荷物追跡用の新型RFID（Radio Frequency Identification）タグを2016年に市場投入している。航空客らは2016年第4四半期の初めあたりから、預け荷物がいつどこでスキャンされたかの通知をフライ・デルタによって受けられるようになる、と同社は当初発表していた。

　現時点では、利用者はスキャン状況を確認するために同アプリケーションを起動させる必要だが、プッシュ通知機能がことし末までに投入される予定。それが始まれば、直近のスキャン場所がスマートフォン画面に自動表示される（そのように設定する必要はある）。

　フライ・デルタ自体には、荷物紛失を防止する機能はないものの、少なくともどこで確認されたかに関するデータを追跡することで、利用者の精神的苦痛をかなりやわらげられる、と期待される。