Tuesday, November 29, 2016 10:24 AM

アマゾン、クラウド・サービスを値下げへ〜久しぶりの価格競争を刺激か

 アマゾンは、クラウド・サービスのアマゾン・ウェブ・サービシズ(Amazon Web Services=AWS)の利用者会議「リ:インヴェント(re:Invent)」開幕の1週間前となった28日、AWSの2大製品である仮想マシンとオブジェクト・ストレージの利用価格を引き下げる計画を明らかにした。

 ネットワークワールド誌によると、クラウド・サービス市場では最近、価格競争による値下げが鈍化していたため、アマゾンはリ:インヴェントを機にAWS料金を引き下げることで、マイクロソフト・アジュール(Microsoft Azure)やグーグル(Google)、IBMソフトレイヤー(SoftLayer)に価格競争をあらためて仕掛け、優位性の維持を図ったとみられる。

 アマゾンの発表によると、値下げされるのは、アイアース(IaaS=infrastructure-as-a-service)のアマゾン・イラスティック・コンピュート・クラウド(EC2)とクラウド・ストレージ・サービスのアマゾン・シンプル・ストレージ・サービス(S3)。前者は、12月1日付けで5〜10%引き下げられ、後者は同日付けで20〜28%引き下げられる。

 それらのサービスは2016年1月以来、値引きされていない。

http://www.networkworld.com/article/3143966/cloud-computing/amazon-slashes-cloud-prices-ahead-of-re-invent.html?google_editors_picks=true