Thursday, December 08, 2016 10:08 AM

インテル、5G無線通信技術の開発を推進

 インテル(Intel)は7日、エリクソン(Ericsson)ならびにAT&Tと提携して、次世代の無線通信規格と目される5G技術を世界規模で実験する計画を正式に明らかにした。

 インテルは過去1年間に、5G無線通信機器を社内だけで試験運用してきた。5G技術はまだ最終化されておらず、次世代の標準規格になることも決まっていない。3社は5G技術が世界規模で機能するかどうかを検証し、世界標準として確立させることを狙う。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、AT&Tの通信網製品管理担当社長リック・ハバード氏は、「これからは実世界の顧客企業たちの現場で試験する段階だ」「3社の協業は5Gの標準規格化に向けた大きな前進だ」と話した。

 インテルは、5G技術に対応したチップの開発で競合社に先駆けることで、パソコン用プロセッサーの需要減退による収入減を穴埋めしたい考え。インテルではそのために、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)機器向けや接続車向けチップの開発や販促にも注力している。

http://www.datacenterknowledge.com/archives/2016/12/06/intel-att-move-forward-5g-wireless-development/