Friday, February 10, 2017 10:44 AM

PoE技術が送電効率や制御機能の向上に貢献

 イーサーネット配線によって給電するPoE(パワー・オーバー・イーサーネット)技術は、送電効率や制御機能の向上に貢献している。

 エネルギー・マネジャー・トゥデイ誌によると、PoEは、LED照明やワイファイ接続ポイントをはじめ、大きな電力を必要としない端末への給電に適している。PoEには、給電装置の設置にあたって既存の電源位置に縛られずに柔軟に配置できるという利点がある。

 「PoEを活用したインテリジェント照明の接続網は、多岐にわたるIoT技術にとって有用の基幹設備となる」と、PoE技術を開発および販売するアイゴール(Igor)のスティーブン・ルーリュー会長兼CEOは話す。

 同社は2016年11月に、LED技術を専門とするインスパイアードLED(Inspired LED)との提携を発表した。アイゴールの制御ソフトウェアとインスパイアードのLEDを使って、統合的な照明接続網のスマート制御システムを商業顧客に提供する計画だ。

 イーサーネットを介して送電する際、ケーブルの距離が長くなるほど送電過程で失われる電力は増える。その課題は、PoE照明の導入を思い止まらせる理由の一つになっていた。

 一方、接続網技術を手がけるデータプローブ(Dataprobe)は、PoEアプリケーションを監視して再起動する「アイブートPoE(iBoot-PoE)」ソリューションを、既存のアイブート製品群に追加した。

 アイブートPoEは、PoEシステムのダウンタイムを削減して生産性を高めるとともに、PoEを使ったシステムの到達範囲を拡張する。

http://www.energymanagertoday.com/power-over-ethernet-is-useful-tool-0166310/】【http://dataprobe.com/new-iboot-poe/】【http://www.igor-tech.com/innovation-corner/uncategorized/igor-inc-and-inspired-led-announce-poe-connected-lighting-partnership/