Tuesday, November 07, 2017 10:22 AM

マスターカード、独自のブロックチェーン導入

 クレジット・カード・サービス大手のマスターカード(Mastercard)は、提携する銀行や小売会社、商店主、事業主らの国際決済をより迅速かつ安全に処理できるようにするため、独自のブロックチェーン(分散型台帳)網を導入する。

 コンピュータワールド誌によると、マスターカードのブロックチェーン・サービスは、クレジットカードの決済処理のほか、スマート契約規則を活用した管理業務削減も可能にする。

 マスターカードのブロックチェーンは利用許可が必要な関係者だけのサービスで、加盟する利用者だけが取り引き過程を見られる。

 ブロックチェーンを使った決済処理サービスは急速に広まりつつあり、特に国際決済への応用がたて続けに発表されている。最近ではIBMが、ポリネシアの決済システム業者およびオープンソースのフィンテック(金融関連の先進技術)決済ネットワーク運営業者と提携し、国際取引にブロックチェーン技術を応用することで合意している。