Thursday, May 10, 2018 11:04 AM

ダイムラー、中国CATLにEVバッテリーセル発注

 ダイムラーは、電気自動車(EV)モデル用のバッテリーセルを、中国の電池メーカー大手コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー(CATL)に発注した。

 ロイター通信によると、CATLへのセル発注が、ダイムラーが中国で生産するEVだけを対象としているのか、他国で生産する車両も対象なのかは不明。

 外部からバッテリーセルの供給を受ける以外にも、ダイムラーは自社の生産拠点を世界各地で積極的に構築している。最近では高級車部門メルセデスベンツが、タイ・バンコクにEV向けのバッテリー工場を建設するとを発表したバンコク工場は。ダイムラーにとって6カ所目のバッテリー製造拠点で、2019年中に稼働開始の予定。ダイムラーのバッテリー工場は米国に1カ所、中国の北京に1カ所、ドイツに3カ所ある。

 ダイムラーは、バッテリー生産網の構築に10億ドルを投資する計画だ。EV関連プロジェクトへの投資額は合わせて110億ドルになる。22年までにメルセデスベンツは10車種のEVを発売し、さらにブランドのコンパクト車から大型SUVまで全車種に最低1つの電動モデルをそろえる予定。

 ダイムラーは、25年までに総販売台数に占めるEVの割合を15〜25%にする目標を掲げている。

http://supplierinsight.ihsmarkit.com/news/5244971/daimler-to-source-ev-battery-cells-from-contemporary-amperex-technology