Friday, November 16, 2018 9:05 AM

アイパイプライン、保険会社向けデータ解析を強化

 生命保険と金融サービス業界向けにクラウド基盤ソフトウェア・ソリューションを提供するアイパイプライン(iPipeline、ペンシルベニア州拠点)は、生命保険会社向けの保険金請求内容解析と指標化サービス「インシュアサイト・フォー・キャリヤース・ウィズ・ケース・アナリティクス(InsureSight for Carriers with Case Analytics)」の提供を2019年第1四半期に開始する。

 ビジネスワイヤーによると、インシュアサイトは、業績と保険商品運用実績、保険仲介業者の生産性、地域別人気商品、新商品投入と購入傾向、比較ケース件数、目標保険かけ金、周期、契約率を解析し、保険会社らが自社の業績や市場浸透率を競合他社と比較して評価できるよう設計されている。

 同社のティム・ウォレスCEOはインシュアサイトについて、「(保険会社は)情報やデータにもとづく意思決定を可能にし、業績の大幅改善を期待できる」「(インシュアサイトは)大量のデータを解析し、匿名の行動可能情報に変えてその洞察を保険会社に提供する」と説明している。

 アイパイプラインでは当面、保険金請求内容解析サービスの提供に注力する。それによって保険販売責任者は、保険商品の卸売り業者と仲介業者の業績を査定し、地域や人口動態別に商品の競争力を評価できる。

 また、保険引き受け業務責任者は、インシュアサイトの「準リアルタイム・データ更新機能」(ウォレスCEO)を活用することで、引き受け業務周期と契約率を競合他社と比較して評価できるようになる。

 アイパイプラインはそのほか、地域や人口動態データにもとづく商品の選定や、販促活動の有効性の評価にもインシュアサイトが役立つとみている。

https://www.businesswire.com/news/home/20181113005057/en/Life-Carriers-Gain-Data-Analytics-Advantage-iPipeline%E2%80%99s