Tuesday, December 11, 2018 8:54 AM

コンゴ、コバルトのロイヤルティ3倍に引き上げ

 コンゴ民主共和国はこのほど、電気自動車(EV)バッテリーの重要な材料であるコバルトを戦略物資に指定し、採掘量に応じて政府に支払うロイヤルティ(鉱業特別税)を従来から約3倍の10%に引き上げた。

 ロイター通信によると、ブルーノ・チバラ首相は11月24日、グレンコアやチャイナ・モリブデンといった主要投資家からの強い反対を押し切り、新鉱業法案に署名、成立させた。10%のロイヤルティは、電子機器部品に使われるコルタンや、トランジスタの生産で使われるゲルマニウムにも適用される。

 いずれの鉱物も、戦略物資に指定される前のロイヤルティ率は3.5%で、今年6月までは2%だった。