Thursday, January 10, 2019 9:12 AM

アマゾン、テレナブと提携〜AIアレクサの車向け応用で

 アマゾンは7日、コネクテッドカー(通信網とつながる車)向け位置情報サービス会社テレナブ(Telenav)と大型提携を結んだことを明らかにした。協力の一環として、自社の自然言語処理人工知能(AI)アレクサ(Alexa)をテレナブの車載道案内システムに統合する。

 テッククランチ誌によると、アレクサは、仮想アシスタント端末のAIプラットフォームとして市場最大手の地位にあるものの、車向けのアシスタント機能としては存在感がほとんどなかった。テレナブとの提携でこの状態が一気に変わる可能性がある。

 アマゾンの車載向けアレクサ事業担当上席副社長ネッド・クーリック氏は「道案内は、車載技術の中で最も使用頻度の高い用途の1つ。われわれはアレクサによって音声指示対応の道案内機能を自動車メーカーやサプライヤーが簡単に搭載できるよう、テレナブと協業できることを歓迎している」と話している。

 アマゾンは、アレクサ・オートSDKという車載向けAIアプリケーション開発キットを開発会社らに提供している。車載道案内システム開発者たちはそれを使うことで、アレクサ対応の道案内システムを特定の車向けに簡単に統合できる。