Monday, April 29, 2019 9:55 AM
たがいの動画サービスをそれぞれの機器で利用可能に
アルファベット(Alphabet)とアマゾン(Amazon)の冷え切った関係は先日、それぞれの動画サービスをめぐってやや改善した。
フォーチュン誌によると、アルファベット傘下のグーグルとアマゾンはこのほど、それぞれの動画逐次配信アプリケーションをたがいのサービス・プラットフォームで相互利用できるようにすることで合意した。
その結果、アマゾンの動画逐次再生機器のファイヤーTVとファイヤーTV対応のスマート・テレビでアルファベット傘下ユーチューブのアプリケーションが使えるようになる。それと同時に、グーグルの動画逐次再生機器クロームキャストとクロームキャスト内蔵機器において、アマゾンのプライム・ビデオ・アプリケーションが使えるようになる。
アマゾンとグーグルはこれまで、法人向けクラウド電算サービスやオンライン小売、オンライン動画サービス、タブレットといった複数の市場で直接の競合関係にあり、敵対姿勢をたがいにあらわにしてきた。
たとえば、アマゾンは、自社の仮想執事端末エコーの競合製品を出したグーグルに対し、グーグル・ホームをアマゾンの小売サイト上で販売しないことを2015年に打ち出した。それは2017年に撤廃されたものの、ユーチューブは2017年以降、アマゾン製端末では使えない。
今回の合意によって両社の融和路線がこれからも拡大されれば、利用者たちにとって利便性の大きな向上につながる。
【http://fortune.com/2019/04/18/google-amazon-youtube-amazon-prime-streaming/】