Wednesday, May 22, 2019 10:24 AM
ARM、スペイス・アナリティクスを発表
チップ設計大手の英ARMはは20日、スペイス・アナリティクス(Space Analytics)というデジタル・ツールを披露し、空間の活用と運用を最適化して建物管理会社らが増収とコスト削減を図れるようにする建物管理市場に進出した。
ソフトバンク傘下のARMは、省電力型チップの設計に特化し、関連の技術や設計をチップ・メーカーらにライセンスすることが中核事業だが、新たな商機の開拓を模索している。
ベンチャービート誌によると、スペイス・アナリティクスは、共用空間や商業不動産、ホテルといった建物の管理会社らが、たとえば、空間活用の効率化や商用空間可用性の予想分析を高精度で実行できるようにする。
スペイス・アナリティクスは、それらの機能を実現させるために、市販されているモノのインターネット(IoT=Internet of Things)機器類を使って集められる種々のデータを解析する。
IoT機器や検知器には省電力型のチップが搭載されているため、スペイス・アナリティクスは、そういったハードウェアの需要を喚起する可能性がある。同社製チップを搭載した機器と検知器で集めたデータを、同社製ツールで解析するという相乗効果を同社はねらっている。
【https://venturebeat.com/2019/05/20/arm-launches-space-analytics-so-property-managers-can-use-buildings-better/】