Monday, June 24, 2019 10:21 AM
ホテルの食品ゴミを人工知能で削減
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は、一部の施設で人工知能(AI)を使って食品ゴミを減らしている。
ビジネス・トラベラー誌によると、ウィノウ・ソリューションズ(Winnow Solutions)が開発したウィノウ・ヴィジョン(Winnow Vision)という同AI技術は、高性能カメラや重量計、メーターで構成され、下準備の最中に食材を分析するほか、調理場に戻ってきた皿に残された食材も分析し、もっとも浪費されている食品とその数量を評価する。
IHGは、それらの情報を利用して、調達すべき食材を調整したり、メニュー構成を変更したりすることができる、とIHGは説明している。同技術の導入によって食品ゴミを30%減らせる、と同社は見積もっている。
アラブ首長国連邦のフジャイラにあるインターコンチネンタル・フジャイラ・リゾートでは、同技術を先行導入した結果、食品ゴミを50%以上減らすことができた。
同技術は現在、欧州や中東、アフリカ、アジア地域の7ヵ所のIHG傘下ホテルにすでに導入され、数ヵ月以内に追加で30ヵ所に導入される。導入に興味を示したホテルは、さらに60ヵ所あるという。
「世界中に5600軒以上のホテルを有する当社にとって、責任ある方法でホテルを運営することは非常に重要だ。中東のいくつかのホテルが実績をあげており、今後、この技術が世界各地のさらに多くのホテルに導入されるのを楽しみにしている」と、IHGの欧州・中東・アフリカ・アジア事業担当CEOケネス・マクファーソン氏は述べた。
【https://www.businesstraveller.com/business-travel/2019/06/18/ihg-to-use-artificial-intelligence-technology-to-reduce-food-waste/】