Tuesday, July 02, 2019 10:24 AM
IBMとトライファクタ、データ準備ツールを共同開発へ
IBMとトライファクタ(Trifacta)は1日、インフォスフィア・アドヴァンスト・データ・プレパレイション(InfoSphere Advanced Data Preparation)という新たなデータ準備ツールを共同開発することで合意した。
ナスダックによると、同ソリューションは、ビッグ・データと人工知能ソリューションを顧客会社らがより簡単に活用できるよう、データオップス(DataOps)とデータ処理を簡便化する。
データオップスとは、データ分析担当者たちが使うデータ処理自動化手法で、データ分析にかかる手間と時間を削減しながらデータ分析の質を高める。
両社の提携は、「データセット群を適切な書式に変換したり構造化したり、あるいは、活用しやすくするために拡充したりする」ことで、データの管理や意思決定のための応用、分析内容へのアクセスを効率化するデータ準備ツールを法人向けに提供することをねらう。
近年、多くの会社は膨大な量のデータを蓄積しており、その量の増加は今後さらに加速することが確実だ。そのため、データ分析内容をさまざまの意思決定に役立てるアプリケーションやセキュリティーがより求められている。
両社の提携はまた、データの質を下げたりデータ分析準備の落ち度に起因する人工知能ソリューション関連の諸問題に取り組むカスタマイズされたツール群も提供することを目指す。
トライファクタは、データを分析用に準備するソリューションを法人向けに提供する新興企業。同社のデータ準備ソリューション群は、世界で1万2000社に使われている。かたやIBMは、機械学習を基盤としたデータ分析技術に強みを持つと同時に、世界中に多くの顧客会社をかかえる。
【https://www.nasdaq.com/article/ibm-amp-trifacta-to-jointly-develop-data-preparation-tool-cm1170788】