Wednesday, July 03, 2019 10:23 AM
Tモバイル、無線周波数帯をディッシュに売却へ
ドイツ・テレコム傘下の米携帯電話サービス業界3位のTモバイルUS(T-Mobile US)とソフトバンク傘下の同4位スプリント(Sprint)は2日、両社の合併計画に関する司法省独占禁止法局からの承認を取りつけるべく検討している資産売却について、無線周波数帯を米衛星テレビ放送大手ディッシュ・ネットワーク(Dish Network)に売却することでディッシュとTモバイルが合意したことを明らかにした。
CNBCによると、今回の資産売買合意は、Tモバイルとスプリントの260億ドルという巨大合併計画成立への前進には違いないが、健全な市場競争を担保するために、ディッシュが携帯電話サービス事業で十分な競争力を得られるかについて懸念がまだ残る、と独禁法局が考えていることから、さらなる資産売却が承認の条件として浮上する可能性がある。
Tモバイルとスプリントは、スプリント傘下の前払い式携帯電話サービス会社ブースト・モバイルを売却することを決めており、現在、買い手を探している。しかし、ブーストを売却しても独禁法局の懸念は解消されない見通しだ。
【https://www.cnbc.com/2019/07/02/t-mobile-dish-reach-divestiture-deal-pending-doj-concerns-sources.html】