Monday, July 15, 2019 10:20 AM
アレクサ端末から健康情報の取得を可能に
アマゾン(Amazon)は先日、英国の医療サービス大手NHS(National Health Service)と提携し、アレクサ(Alexa)対応端末利用者が糖タンパク質の負担を軽減できるよう、健康関連質問の回答を得られるようにした。アレクサは、アマゾンが開発した仮想執事人工知能。
リテイル・ウィーク誌によると、アレクサを基盤とする仮想執事端末(スマート・スピーカー)の利用者らは両社の提携を受けて、たとえば、「アレクサ、インフルエンザの症状はなにか?」といった質問をすれば、NHSの公式ウェブサイトから回答を直接得られる。
NHSは近年、健康関連助言機能をデジタル技術によって簡便化する動きを強めており、類似の契約をマイクロソフト(Microsoft)とも2018年に結んでいる。
ただ、健康に関する個人情報は非常に繊細であることから、アレクサ端末の利用者らの健康関連個人情報にアマゾンが自由にアクセスでき、同社が膨大な数の利用者の医療データを集められる、という懸念がすでに浮上している。
アマゾンの広報担当者はそれに対し、「すべてのデータが暗号化されて秘匿あつかいで安全に保存されている」「仮想執事端末の利用者が口頭質問履歴を管理できるため、利用者自身が記録をあとで再確認したり削除したりできる」と説明した。
【https://www.retail-week.com/technology/amazon-alexa-strikes-up-nhs-partnership/7032391.article?authent=1】