Thursday, July 18, 2019 10:05 AM

AT&T、マイクロソフトと巨額契約

 マイクロソフト(Microsoft)は17日、同社のクラウド電算基幹サービス・プラットフォーム「アジュール(Azure)」とクラウド・アプリケーション・スイート「オフィス(Office)365」を包括的に提供する総額20億ドルの巨額契約をAT&Tと結んだことを発表した。

 テッククランチ誌によると、AT&Tは、通信サービス業務以外のほとんどを2024年までにパブリック・クラウド・プラットフォームに移行させる計画を進めており、マイクロソフトとの大型契約はそれに向けたものと位置づけられる。

 パブリック・クラウド市場でアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)を追うアジュールにとって、AT&Tとの大型契約を獲得したことは大きなはずみとなる。それと同時に、競合社のグーグル・クラウドやIBMクラウドに差をつけられる可能性もある。

 AT&Tの25万人の従業員は、マイクロソフトとの契約を受けて、ほぼすべての仕事をアジュールとオフィス365で実行でき、オンライン協業のほか、クラウド・アプリケーション群の活用による業務効率化、電算システムの保守業務の簡素化を実現できると期待される。

https://techcrunch.com/2019/07/17/att-signs-2-billion-cloud-deal-with-microsoft/