Tuesday, December 03, 2019 9:07 AM
サイバーマンデイ売上高、過去最高の94億ドルに
感謝祭週末明けの月曜日に行われるオンライン通販の大売り出し「サイバーマンデイ」の売上高が、過去最高の94億ドルに達する見通しだ。
ロイター通信によると、通常より早い特売の開始や無料配送などが後押しし、感謝祭直後の金曜日に始まった特売「ブラックフライデイ」に続いて好調な売り上げとなる見込み。
2019年は感謝祭の時期が例年より遅く、年末商戦期が6日短いため、小売業者は1カ月近く前から特売を始めている。
アドビ・アナリティクスが2日発表した試算によると、過去1カ月間のオンライン通販での支出額は721億ドル。サイバーマンデイの売上高は東部時間2日午前9時現在で4億7300万ドルを記録した。
オンライン通販大手アマゾンのほか、小売り大手ターゲットやウォルマートは、注文に素早く対応するため配送サービスを強化している。
コンサルティング会社スピーカーマン・リテイルのキャロル・スピーカーマン社長は「要するにサイバーマンデイはブラックフライデイの繰り返しで、実質的に勢いは前週から始まっている」と指摘。「ネットで商品を購入し、実店舗で受け取る『クリック・アンド・コレクト』機能が効率的になり、オンラインの買い物もより直感的にできるようになった。19年は便利さで優っているのはアマゾンだけではない」と述べた。
全米小売業協会(NRF)は、2日のサイバーマンデイに6900万人近い消費者がオンラインで買い物をすると試算している。
また、アドビは値引きが最大となる商品としてテレビやコンピューターを挙げている。同社の人気商品リストの上位には、ディズニー映画「Frozen 2(日本題・アナと雪の女王2)」やニコロデオンの人気番組「Paw Patrol」に関連した玩具、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」などが入っている。