Tuesday, June 30, 2020 10:51 AM

アップル、新iOSにEV関連の新機能搭載

 アップルは、2020年秋から利用可能になる携帯電話向け基本ソフト(OS)の最新版「iOS 14」に、電気自動車(EV)オーナーの航続距離(レンジ)に関する不安解消に役立つ新機能を搭載する。

 フューチャーカーによると、現在売られているEVモデルのうち、1回の充電で400マイル走れるのはテスラ車だけしかないが、それでも化石燃料車には及ばない。このため、特にEVで長距離旅行をする場合、どこの充電施設に立ち寄るか、その施設の充電器のプラグは自分の車に合うか、全行程で何回ぐらい充電が必要かを考慮しながら道順を決めるというかなり面倒な作業が必要になる。

 しかし、アップルの「iOS 14」に搭載される新機能「エレクトリック・ビークル・ルーティング」は、EVのその時のレンジを計算し、地図アプリ「アップル・マップス」にプログラムされたルートに従って充電施設を自動的に追加する。充電の回数や施設の決定では、車種のほか標高の変化も考慮しながら車に合う充電器を備えた施設を選択するため、ドライバーにはとても便利な機能といえる。