Tuesday, September 08, 2020 10:18 AM

クアンタムスケープ、逆さ合併で上場へ

 独フォルクスワーゲン(VW)が支援するシリコンバレーの新興バッテリー企業クアンタムスケープ(QuantumScape)は、ケンジントン・キャピタル・アクイジションとの逆さ合併を通じてニューヨーク証券取引所に上場する。

 ロイター通信によると、企業価値は33億ドルになる。サンノゼを拠点とするクアンタムは、2010年にスタンフォード大学からスピンアウトしたベンチャー企業で、VWとは24年から同社の電気自動車(EV)向けに全固体電池を生産する合弁事業を設立する予定。最終的には他の自動車メーカー向けにも生産する計画だ。

 輸送業界では最近、ライダー(光検知・測距装置)開発のルミナー(Luminar)、電動トラック会社ニコラ(Nikola)、電動シャトル(送迎車)メーカーのカヌー(Canoo)、EVメーカーのフィスカー(Fisker)など、特別買収目的会社(SPAC)と逆さ合併して株式上場する例が増えている。