Thursday, September 24, 2020 10:08 AM

ジェンテックス、ルームミラーに録画機能を追加

 車のルームミラー製造大手ジェンテックス(Gentex、ミシガン州)は、カメラベースのルームミラーに、事故の映像を自動的に保存するデジタルビデオレコーダー機能を追加した。

 オートモーティブ・ニュースによると、DVR機能が組み込まれたミラーは、日本、韓国、中国などで販売されている「RAV4」ベースのクロスオーバー「トヨタ・ハリアー」にまず搭載される。新システムは、後向きカメラの映像を投影する「フル・ディスプレイ・ミラー」に前向きカメラとDVRカード用のスロットが追加されており、新しい映像で上書きされるまで最大2時間の運転中の映像を自動的に記録する。事故が発生した場合、衝突の20秒前と20秒後の映像を別のファイルに保存する。

 ジェンテックスは、このシステムが消費者や業務用車(フリート)のオペレーターの興味を引くと考えており、ニール・ベーム最高技術責任者(CTO)は「車がレベル3、4、5の自動運転機能を備えるようになり、事故の際には実際に何があったかを知ることができる。事実を根拠にすれば、当事者同士が主張し合うより(警察の現場検証や裁判で)身を守りやすい」と話した。