Friday, October 16, 2020 10:13 AM

ヴァージン・ハイパーループ、WV州に高速輸送システム試験場

 真空チューブの中を列車が高速で走る用いた超高速輸送システム(ハイパーループ)を開発するヴァージン・ハイパーループ(Virgin Hyperloop、カリフォルニア州)は、5億ドルを投じてウェストバージニア州にハイパーループ・システムの認証センターと試験施設を建設する。

 ロイター通信によると、同センターはハイパーループ・システムの安全基準制定や枠組みの研究で使われる米国初の試験場になる。ハイパールームでは、乗客や貨物を乗せたフローティングポッド(浮遊する車体)が真空チューブの中を時速600マイル(966キロ)以上で走る。

 10月上旬に行われた試験場建設の発表には、プロジェクトを支援する英ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長のほか、イレイン・チャオ運輸長官、ウェストバージニア州のジム・ジャスティス知事、シェリー・ムーア・カピト、ジョー・マンチン両上院議員が出席した。