US Frontline News

Tuesday, November 24, 2020 9:17 AM

パナ、ファイヤーと提携〜安全走行とナビ支援強化で

　パナソニック・オートモーティブ（Panasonic Automotive Systems Company of America、ジョージア州）は、ドライバーの安全と車載ナビゲーションの支援機能を強化するため、エッジAI（端末装置に搭載される人工知能）技術と拡張現実（AR）技術を開発するファイヤー・テクノロジーズ（Phiar Technologies、カリフォルニア州）と提携した。

　パナソニックによると、ファイヤーの深層学習AI技術は、車の情報娯楽システムに組み込まれ、車の前方の状況を瞬時に分析してそのデータを車の現在位置情報を映し出す3D画面に重ねて、現在走行中の車線を目立たせたり次の右左折までの距離を表示したりと、ARを使って道案内と安全情報を提供する。

　ファイヤーのARナビゲーションは、次世代の先進運転支援システム（ADAS）やコネクテッドカー・サービスの改善や実現のためのプラットフォームとして使われている。

　パナソニック・オートモーティブのアンドリュー・ポラック最高技術責任者（CTO）は「当社は、自動車メーカーの要件に応じて複数のソリューションを統合できる柔軟性を備えた製品を探しており、ファイヤーはあらゆるマップや道案内ソリューションと連携できる点が良かった。同社の技術は、障害物や歩行者の検出、車の周囲の状況の理解、AIによるARナビゲーションを提供するためにパナソニックのさまざまな技術をつなぐ接着剤となる」と述べた。