Friday, March 05, 2021 8:41 AM

4Q生産性改定値、4.2%低下〜単位労働コストは6.0%上昇

 労働省が4日発表した2020年10〜12月期の非農業部門の労働生産性改定値(季節調整済み)は、年率換算で前期比4.2%低下した。前年同期比では2.4%の上昇だった。

 賃金の指標である単位労働コストは前期比6.0%上昇。前年同期比では4.2%上昇した。

 同省ウェブサイトによると、労働生産性の内訳は、前期比で生産高が5.5%、労働時間は10.1%それぞれ増加した。前年同期比では生産が2.6%減、労働時間は4.9%減だった。

 時間当たりの労働報酬は名目ベースで前期比1.5%増加。前年同期比は6.7%増えた。物価動向を考慮した実質ベースでは前期比0.9%減少。前年同期比は5.3%増だった。

 製造業の生産性は前期比5.0%上昇。生産高が13.0%増加、労働時間は7.6%増だった。前年同期比の生産性は2.8%上昇。生産高が2.5%減、労働時間は5.2%減だった。