Monday, April 26, 2021 12:15 PM
グーグル・マップス、「最緑経路」を提示へ
グーグル(Google)は、グーグル・マップス利用者らの目的地までの道順について、環境にもっともやさしい移動経路(greenest route、最緑経路)を示す新機能を追加する。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、その新機能は、自動車で移動する場合に、ほかの選択肢(移動経路)より長い時間がかからない範囲で炭素排出量がもっとも少なくなる経路を特定して提示する、と同社は4月23日に説明した。現行システムは、炭素排出量にかかわらず目的地まで最速でたどり着く経路をはじき出して表示するよう設定されている。
新たなモデルは、道路の種類や傾斜、交通量といった各種の情報を自動で集め、経路ごとの排ガス量を予想して、それが最少となる経路を算出して提示する。
そのほか、ニューヨーク市やロンドンといった大都市でのマップス利用者には、公共交通機関や自転車といったほかの低炭素移動手段での経路も提示する計画だ。
昨今、車での移動に関するアプリケーション業界では、環境にやさしい移動手段や移動経路の選択肢を表示する機能拡充に注力している。モバイル配車サービス大手のリフト(Lyft)とウーバー(Uber)は、一部の主要都市での利用者を対象に、公共交通機関や自転車、スクーター、低炭素自動車または無炭素自動車を使う選択肢をすでに提示している。
https://www.wsj.com/articles/google-maps-to-add-a-greenest-route-to-its-driving-directions-11619197255?mod=tech_lead_pos7