Wednesday, November 10, 2021 11:40 AM
エアビーアンドビー、翻訳機能とホスト向け保険を拡充
エアビーアンドビー(Airbnb)は11月9日、越境旅行と長期滞在の増加を支援するために翻訳機能を追加し、ホスト用保険を拡充する計画を打ち出した。
ロイター通信によると、翻訳機能は2021年終盤に市場投入される見通しだ。新型コロナウイルス・パンデミックは、変異種のデルタ株によって完全には収束していないものの、ワクチンの普及によって感染や重症化、死亡数がかなり減少しており、経済活動や人々の越境移動が正常化しつつある。
同社によると、利用者らの嗜好はパンデミックを受けて、非都市部と代替宿泊施設(宿泊業以外の宿泊受け入れ者)に集中している。
「ポスト・コーヴィッド19(post COVID-19)時代に突入するなか、人々は以前より頻繁に旅行するようになる」と同社のブライアン・チェスキーCEOは話した。
同氏は、リスティング(供給物件)説明内容と評価内容を約60言語に翻訳する機能を追加することで、特に欧州とアジア太平洋という宿泊需要の高い地域向けの予約を支援する。
一方、「エアカヴァー(AirCover)」と呼ばれる同社の保険は、ペットによる物件損傷からホストを守ることをねらう。同社のプラットフォームでは、ペットを受け入れる宿泊物件を求める利用側の需要と要望が非常に強まっいる。ホスト側はペットによって部屋が傷つけられることを嫌がるため、ペット帯同者の受け入れに消極的だ。同社は、ペットを受け入れるホストを同保険によって増やすことで宿泊成立件数を増やし、増収増益にはずみをつけたい考えだ。
https://www.reuters.com/technology/airbnb-launches-translation-tool-cross-border-travel-picks-up-2021-11-09/