Thursday, March 03, 2022 6:26 AM

オートリブ、ニューロのAVに外部エアバッグ供給

 スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブ(Autoliv)は、自動運転車(AV)開発の新興企業ニューロ(Nuro、カリフォルニア州)の旗艦モデルに外部エアバッグを供給している。

 オートリブのプレスリリースによると、ニューロの第3世代モデル「ニューロ」は最先端のデザインや技術を駆使した無人車両で、外部エアバッグは膨らむと車の前部を覆ってほかの道路利用者を保護する。

 オートリブのミカエル・ブラット社長兼CEOは「私たちは数年以内に、業界を主導するだけでなく業界のトレンドを設定することによって真の業界トランスフォーマー(変革者)に移行する。ニューロが提供するこの画期的な新型車の一部となることを誇りに思う。ニューロの自律走行型配送車向けに開発されたエアバッグ技術は、交通弱者の保護を目的に設計された新世代の交通安全技術」と話している。

 エアバッグを設計したのは、オートリブのモビリティー・セーフティー・ソリューション(MSS)部門。ライトビークル向けのエアバッグ、ステアリングホイール、シートベルトといったオートリブの中核事業と関連するビジネス向けに製品やサービスを開発しており、それらには電動二輪車、接続された安全サービス、乗用車メーカー以外の顧客向け商品も含まれる。

 「ニューロ」は完全電動のゼロエミッション車で、1回の充電で1日中走行できるように設計されており、全ての車両の充電およびテキサス州の風力発電設備に100%再生可能エネルギーを使っている。

https://news.cision.com/autoliv/i/nuro-with-autoliv-airbag,c3013707