Thursday, March 31, 2022 11:56 AM

アーター・ドット・エイアイ、遠隔協業ツール群を拡充

 人工知能を活用した音声文字変換サービス新興企業アーター・ドット・エイアイ(Otter.ai)は3月29日、遠隔協業効率化を支援するために動画会議に特化した一連の新機能を近く市場投入する、と発表した。

 テッククランチ誌によると、もっとも注目される新機能は、アーター独自の人工知能を使って会議内容の要約を自動作成する自動アウトライン(Automatic Outline)だ。

 同機能は、録音を聞いたり議事録全体を読んだりすることなく、会議中に同僚が何を話したかを簡単に把握できるようにする。それによって作成された概要は、同社のプラットフォーム上のアウトライン・パネルに表示される。

 同社はまた、会議ジェムス(Meeting Gems)という新パネルを追加する。会議ジェムスは、特筆すべき動きや決定事項、重要な時間を記録する。利用者らは会議ジェムスを使うことで、たとえば項目の割り当てやコメント追加、質問することが簡単にできる。

 そのほか、アーター・アシスタント(Otter Assistant)という新機能は、仮想会議中に提示されたスライドやそのほかの画像をアーター・ノートに直接追加できるようにする。

 さらに、既存のホーム・フィードでは、会議と会議後の動きに優先順位をつけることができるようになる。再設計されたホーム・フィードを使うことで、共有された会話や重要点、出席者らのコメント、タグづけされた動きにアクセスできるようにする。

 最後に、グーグル・カレンダーやマイクロソフト・アウトルックのカレンダーをアーターに接続している利用者らは、カレンダー・パネルから会議に直接参加できるようになる。

https://techcrunch.com/2022/03/29/otter-ai-meeting-summary-feature/