Wednesday, July 13, 2022 11:21 AM

シングルストアー、巨大化するデータ量の効果的管理を支援

 多くの会社や団体、組織では、データの蓄積量が膨大になり、その運用や管理のためのシステムが複雑化しており、重要データの転送や運用を安全かつ効果的に管理しきれない状態に直面している。

 ベンチャービート誌によると、サンフランシスコ拠点の新興企業シングルストアー(SingleStore)は、そういった課題を解消するために、会社らが利用できる多種多様の源からのあらゆる形式のデータセットを単一のデータ源として統合し、監視および照会できるようにするリアルタイムSQLデータベースを提供し、台頭中だ。

 同社は7月12日、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのグロース・エクイティー(成長私企業投資)部門が主導した資金調達ラウンドで総額1億1600万ドルを確保したと発表した。

 シングルストアーのデータベースの中核は、マルチクラウドやハイブリッド・クラウド、現場設置型の環境において、あらゆるデータ集約型アプリケーション群を強化するワン=ストップ・ショップとして機能する。

 同社のプラットフォームは、イン=メモリー・ロウ・ストアー(in-memory row store)やオン=ディスク・コラム・ストアー(on-disk column store)、クラウド・オブジェクト・ストレージを組み合わせたユニヴァーサル・ストレージ技術によって、トランザクションと分析の両方のデータ・ワークロードをサポートする。それによって、不要のデータ移動を排除し、絶えず変化する大規模データセットに対するクエリーを高速に実行できるようにする。

 同ソリューションでは、トランザクションと分析の両方において、ストレージと電算との分離を実現する。利用会社らはそれによって、ストレージを別々に管理しながら、あらゆるワークロードのニーズにあわせて電算力を拡張できる。

 GEやウーバー(Uber)、シーメンス(Siemens)、フールー(Hulu)といった大企業らは、複数のSQLおよびNoSQLデータベースをシングルストアーの統一アーキテクチャーに置き換えている。

https://venturebeat.com/2022/07/12/singlestore-helps-enterprises-better-manage-growing-data-volumes/