Wednesday, October 19, 2022 11:50 AM
オラクル、クラウド選択肢と管理力を拡充するアロイを市場投入
オラクルは10月18日、顧客会社らのクラウド電算運用管理力を拡大させるオラクル・アロイ(Oracle Alloy)を発表した。
オラクル・アロイは、顧客会社らがそれぞれのハードウェアとデータ・センターを使ってカスタム・クラウド・サービスを構築または導入できる基幹設備プラットフォームであり、顧客会社だけでなくその提携先や協力会社にもクラウド運用管理力を提供する。
顧客会社らはまた、OCI(Oracle Cloud Infrastructure)を基盤とした基幹設備かつプラットフォーム・サービスを、自社のデータ・センターで運用および管理できるようになる。
オラクル・アロイ・プラットフォームは、サース(SaaS=software-as-a-service)やパース(PaaS=platform-as-a-service)、アイアース(IaaS=infrastructure-as-a-service)、そのほかのクラウド・サービスの製品群であるOCI上に構築されている。
オラクル・アロイは、オラクルのクラウド・サービス群を顧客に展開したいサービス提供業者やシステム統合サービス業者、ISV(Independent Software Vendor)らをおもな対象とする。特に、データ転送の低遅延性をはじめ、厳しいセキュリティーや規制の要件が要求される業界の会社らが対象市場として想定される。
OCI担当上席副社長クレイ・マグアイヤーク氏によると、オラクル・アロイの魅力は、クラウドのワークロードがどこにあり、どのように管理されるかを利用会社らが管理できることだ。たとえば、医療や金融の分野では、特定の法律や規定の要件に応じてアプリケーションやサービスを提供できるよう管理力を拡充できる。
「オラクルは、提携先や顧客らが新しいサービスを迅速に構築し、特定の市場要件や規制に対応できるよう選択肢を提供する」「そのクラウド・プロバイダーとなることで、提携各社は、ワークロードの設置場所やクラウドの運用方法を含め、対象となる顧客や業界の顧客体験をより自由に管理できるようになる」と同氏は述べた。
https://www.networkworld.com/article/3676858/oracle-extends-cloud-options-with-alloy-launch.html