Wednesday, December 13, 2023 11:30 AM
フィラデルフィア・イーグルス、球場内売店をキャッシャーレスに
NFL(National Football League)のフランチャイズ球団であるフィラデルフィア・イーグルスは、本拠地球場のリンカーン・ファイナンシャル・フィールドに二つの「オン・ザ・フライ(On the Fly)」エクスプレス店舗を出店した。
RISニュースによると、それらの店舗は、5G技術と人工知能基盤の機械視認技術を活用することで、継ぎ目なしのキャッシャーレス決済体験を提供するよう設計されている。
競技場内売店では試合中に長蛇の列ができるため、利用客たちの代表的な不満の原因になっている。
イーグルスは、同技術の導入に際して、ベライゾンの5Gサービスと機械視認会社アイファイ(AiFi)の技術を採用した。5G技術を活用した「オン・ザ・フライ」非接触自律決済店舗では、既製のカメラや機械視認、人工知能を組み合わせたシステムが使われている。
買い物客らは、店舗入り口の回転とびらでNFC(Near Field Communication)読み取り機を介して入店する。買い物客が持って出る商品を機械視認カメラと人工知能が特定し、客の退店と同時に当該消費者の支払い手段に自動課金する。領収書はQRコードを介して電子メールまたはモバイル・アプリケーションで購入者に送信される。
近年、キャッシャーレス技術は、競技場や空港といった公共施設内売店での導入が加速している。8月にはNFL球団シアトル・シーホークスのルーメン・フィールドがアマゾンの自動決済システム「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」と手のひら決済技術「アマゾン・ワン(Amazon One)」を球場内売店と小売店に導入し、自動決済技術採用を拡大させた。
https://risnews.com/eagles-leverage-5g-ai-and-computer-vision-offer-cashierless-convenience-lincoln-financial-field