Tuesday, February 13, 2024 6:47 AM

ハーツ、ポールスターからのEV購入を一時停止

 レンタカー大手ハーツ(Hertz)は、所有車のうち一部の電気自動車(EV)を売却して電動化を減速する計画を発表したのに続き、スウェーデンのポールスター(Polestar)からEVを購入する2024年の計画を停止した。

 テスララティによると、ハーツは1月、修理コストの高さなどを理由に約2万台のEVを売却すると発表した。今回は、ハーツのスティーブン・シャーCEOがポールスターのトーマス・インゲンラスCEOに、24年のEV購入を一時停止したいと要請した。

 最初に報じた英ファイナンシャル・タイムズによると、インゲンラスCEOはハーツが手持ちのEVを早期に売却したり購入価格より大幅に安い価格で売却しないことを条件に、年内のEV購入を一部免除することに同意。ハーツはポールスターのEVを1年以上保有することに合意したという。

 22年に発表された両社の契約では、ポールスターはハーツに計6万5000台を販売することになっており、これまでに約1万3000台を引き渡している。インゲンラス氏は「25年に販売を再開するかどうかはその時点で検討する必要があるが、両社は将来的に大規模なポールスター販売を再開する明確な意図を持っている」という。

 ハーツは1月にEV保有数の縮小を発表する前、一部のテスラ製EVの売却を始めていた。