Thursday, October 09, 2025 7:01 AM

フォード、アルミ工場火災で10億ドル損益も

 アルミニウム生産大手ノベリス(Novelis)の工場で9月半ばに発生した火災の影響で、フォードが来週、電動ピックアップトラック「F150ライトニング」の生産を停止することが分かった。

 ロイターによると、火災は9月16日、ノベリスのニューヨーク州の工場で発生。アナリスト会社エバーコアISIの分析では、フォードの売れ筋車種「F150」の生産が数カ月にわたって影響を受ける見通しで、同社利益が5億〜10億ドル減少する恐れがある。

 従業員あてのメモによると、フォードは「F150ライトニング」を生産するミシガン州ディアボーンの「ルージュEVセンター」(REVC)の操業を来週から停止する。REVCのニック・コタリス会長兼社長は、操業停止はアルミ工場の火災に関連していると認めた。

 フォードは、車重の軽減を目的に2014年から「F150」にアルミ製のボディーを多用している。

 フォードは生産調整に関する詳細を明らかにしていない。