Tuesday, August 25, 2026 7:05 AM

欧州自動車メーカー、中国勢の進出で苦戦

 中国の自動車メーカーは、欧州への本格参入で市場構造を大きく変え、フォードやメルセデスといった老舗メーカーを脅かす存在となっている。

◇最大の打撃はステランティスに

 データフォースの調査では、EU、英国、EFTAにおける中国ブランドの市場シェアは、2021年の0.5%から今年6月時点で9.5%まで拡大した。この間、欧州全体の自動車市場は11%成長したが、中国ブランド以外は市場シェアを失っている。

 オートモーティブ・ニュースによると、中国勢は、EUが中国製EVに最大35%の追加関税を課しているにもかかわらず、欧州メーカーと同等以上の装備や広い室内空間をより低い価格で提供している。一部の中国メーカーはドイツなど主要市場で1万ユーロ以上の値引きを実施し、短期レンタカー市場にも積極的に参入している。

 特に大きな打撃を受けた欧州メーカーはステランティスで、市場シェアを6.4ポイントも失い、販売台数は約31万台減少した。在庫の積み上がりに加え、EVラインアップの老朽化、市場平均以上の価格設定といった問題がある。他メーカーのシェアも、メルセデスは0.7ポイント減、VWグループは0.6ポイント減、現代・起亜は0.4ポイント減となっている。