Friday, August 06, 2021 9:38 AM

トゥーシンプル、ライダーの整備施設を自社トラックの拠点に

 自動運転トラック開発の新興企業トゥーシンプル(TuSimple、カリフォルニア州)は、国内の自動運転貨物配送網を拡大するため、トラックのリースおよびレンタル大手ライダー・システム(Ryder System、フロリダ州)と提携してライダーの車両整備施設を自社車両のターミナルとして使う。

 ロイター通信によると、ライダーはこの提携に基づき、現在トゥーシンプルがアリゾナ、ニューメキシコ、テキサスで運用している50台以上の自動運転トラックにメンテナンスとデータダウンロードのサービスを提供する。

 トゥーシンプルは、2024年までに全米で自動運転トラックによる貨物配送網を整備する計画。チェン・ルー社長は、ライダーの500を超える国内整備網を利用することで、自社ターミナルの建設に多額を投じることなく貨物輸送の規模を短期間で拡大できると見ており「ライダーは非常に多くのターミナルを持っているため、物理的に顧客に近づける。私たちは自動運転の業界体系構築を目指しており、ネットワークの整備にはライダーのようなパートナーが必要」と話した。