Thursday, August 12, 2021 10:07 AM

リビアン、EVの新工場建設でテキサス州自治体と協議

 アマゾンやフォードが出資する新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン(Rivian Automotive、カリフォルニア州)が、テキサス州フォートワース近郊に最低50億ドルを投資して新工場を建設する協議を進めていることが同市の資料で明らかになった。

 ロイター通信によると、市経済開発部門の発表用資料には「プロジェクト・テラ(Project Tera)」と呼ばれるリビアンの新工場は2027年までに少なくとも7500人の雇用を創出し、年間生産台数は約20万台が見込まれると記載されている。建設地はフォートワース西部の2000エーカーの敷地になるもよう。従業員の最低平均年収は5万6000ドルになる見通し。

 リビアンは声明で、同社の国内2番目の工場立地については、選出に至る手順として複数の候補地と協議していると述べ、最終決定は下されていないと付け加えた。

 フォートワースとの協議はブルームバーグ通信が最初に報じた。

 誘致に向けて、フォートワースは補助金と税の減免を通じた最大4億4000万ドルの支援策を提示している。競合する候補地も積極的な優遇措置を提案しているという。

 関係筋はこれまでロイターに対し、新工場では車載電池の生産も行われる予定で、22年に着工する可能性があると明らかにしている。

 リビアンはアリゾナ州メサ東部の土地もEV工場の建設候補地として考えているもよう。

https://www.reuters.com/technology/rivian-considers-5-billion-ev-plant-texas-document-shows-2021-08-11/