Tuesday, August 17, 2021 11:29 AM

Tモバイル、ハックされたことを認める

 Tモバイル(T-Mobile)は、同社の顧客データがサイバー犯罪者フォーラムで売り出されていたことが判明してから何日かたった8月16日、同社のシステムに「不正アクセス」があったことを認めた。

 テッククランチ誌によると、同社は「顧客の個人データが盗まれたかどうかまだ確認できていない」と説明し、現在進行中の調査の結果が出るには「まだ時間がかかる」と話した。

 「侵入口に悪用された部分が閉鎖されたことにわれわれは自信を持っている」「システム全体にわたって厳格な技術的調査を続け、どのようなデータが不正アクセスの被害にあったのか特定を急ぐ」と同社は発表した。

 サイバー犯罪者らは、多くの会社のシステムに侵入してさまざまのデータを盗み出しては、それらのデータを売買するフォーラムを開いている。

 テッククランチの調べによると、Tモバイルの顧客データが売りに出されたフォーラムでは、3000万人分の顧客データのサブセットが6ビットコイン(約27万5000ドル)で取り引きされている。

 ブリーピング・コンピュータ(Bleeping Computer)によると、それらのデータは、Tモバイルが運用するデータベース・サーバーから盗み出されたとみられる。同サーバーはインターネットに接続されていた。

https://techcrunch.com/2021/08/16/t-mobile-confirms-it-was-hacked-after-customer-data-posted-online/